MLウォールとは?
 
 社会・経済の発展に伴う都市化が進むと共に、住生活に対する関心も量的なものから質的なものへと変化し、安全性・環境・景観等に配慮したものが求められております。
 
 宅地擁壁においても宅地造成等規制法、建築基準法等の法令に基づく技術的基準と共に周辺環境に配慮した景観技術の向上、安全性に伴う品質管理体制の整備等が必要とされています。
 
 宅地擁壁としては、従来、積みブロック、現場打ちコンクリート擁壁が主流でありましたが、最近の傾向である熟練労働者不足に加え、労働賃金の上昇等に伴い、現場作業の比重の高い積みブロック、現場打ちコンクリート擁壁に変わり、品質・施工性に優れ、安全性・経済性・景観性も兼ね備えたプレキャストコンクリート擁壁が用いられるようになってきました。
 
 プレキャストコンクリートL形擁壁としてMLウォールは昭和60年5月、いち早く宅地造成等規制法施工令第15条に基づく建設大臣認定を取得し誕生しました。高さは750~3000mmまで用意し、コーナー部の細かな角度に対応できるようバリエーション豊かに揃えてあります。更に、荷重や土質条件の適用範囲も豊富な品揃えとなっております。
 
 平成24年10月22日には、国土交通省東北地方整備局から、大規模地震動での標準設計水平震度としてKo=0.25に対応した「MLウォールⅣ型」の認定を取得しました。また、一般社団法人ハイタッチセンター規格の大臣認定製品である「ハイ・タッチウォール」も高さ5000mmまで揃えております。下記カタログをご参照ください。
 
カタログ
MLウォールⅣ型(大地震対応、国土交通大臣認定 H750~3000)
 
 
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